愛知の低い山を適当に散策。低山でも気分はアルプス級 ―――!


寧比曽岳(ねびそだけ)…1120.6m 裏谷ルート

1000m級の山にゆったり登山

眺望が素晴らしいうえ、登山道も東海自然歩道が通っているため整備されている寧比曽岳。今回は段戸湖からの裏谷ルートで登ってみた。寒波襲来を受けた翌日だから雪を心配したが、林道、登山道ともそれほどではなかった。3〜5cm程度だ。

山行き日 2011年12月23日
山名 寧比曽岳(ねびそだけ)
場所 北設楽郡設楽町/豊田市(旧足助町)
標高 1120.6m
高低差 207.6m
距離 13.5km
時間 4時間56分
あてにならないお疲れ度 ★★☆☆☆

■ルート:段戸湖駐車場―林道ゲート―五六橋ー東海自然歩道分岐―出来山分岐―富士見峠―寧比曽岳山頂―五六橋―きらら散策路―林道出合い―段戸湖駐車場

やはり、雪は積っている。アイゼンが必要な個所はなかろう!

段戸湖の駐車場は一台も駐車していない。今日は貸切か…と思いながら、東海自然歩道入口へ向かって歩き出す。

林道を進むとゲートが登場。「へぇ〜、こんなんあるんだ・・・」と思いつつ横から通り越す。五六橋の看板を眺め…

 

五六橋を渡る。橋には欄干は無い。しばらくすると東海自然歩道の入口に差し掛かる。寧比曽にはここから向かっていく。左の建物はトイレ。

東海自然歩道だけあって50m間隔ぐらいに休憩場所が設けられている。また登山道も整備され歩きやすい。

 

さほどの急登もなく疲れは全く感じず出来山との分岐まで来た。ここから富士見峠に向かうのだが、この先がどういう行程かは、この時点では知る由も無かった。

一旦、下ってからの登り返し、これがきつかっった。階段となっているからきつさは倍増する。

きつさを感じながら富士見峠に到着。雪が深くなっている。この先が心配だ。

 

「難ずるがやすし…」で、寧比曽山頂に到着。早速、大多賀V三等三角点を確認。前回は確認しなかったので。

先客は、しっかりいらっしゃる。6〜7人のパーティーが2組。単独さん2名。貸切かと思ったが人気の山だけあって、そうは問屋が卸さなかった。

眺望はというと、白山が見えるはずだが今日は雲で見えない。

恵那山ははっきり。南アルプスも眺められる。

ちょうどお昼だから風が当たらない場所を探したが、先客にとられ東屋の東側でランチタイム。後から来た単独さんと雑談。「お正月にも登りますよ…」って。地元の方みたい。それに毎週、登っている…とも。

下山を開始してから、風の弱い場所で「ガサガサ」と言う音がする。見ると「ニホンリス」だ。コナラやブナの木を飛び渡っている。自然の中でリスを見たのは初めてだ。ちょっと感動する。

休憩所には、東京まで・・・なんキロ。大阪まで・・・なんキロの立て札が。さすが東海自然歩道と感心する。

五六橋まで下りてきて、今度はブナ原生林がある「きらら散策路」を周回することに。

なつかしい原生林を見ながら出口に。段戸湖畔をみれば、まだ氷が張ったまま。このまま春まで解けない感じがする。