愛知の低い山を適当に散策。低山でも気分はアルプス級 ―――!


水晶山〜高野御前山〜額堂山

鳥川(とっかわ)アルプス 3座踏破

鳥川ホタルの里の山歩きで紹介されている水晶山(すいしょうやま=467m)〜高野御前山(たかのごぜんやま=477m)〜額堂山(がくどうさん=421m)の三座をまだ巡っていない。天候もあまり芳しくはないが、これを踏破すればホタルの里の「鳥川アルプス」は制覇することになる。

思い切って出かけた。晩秋とはいえ、山々の紅葉は里まで下りてきていないが、周りの田んぼは晩秋から初冬の雰囲気を醸し出してる。


山行き日 2011年11月23日
山名

水晶山(すいしょうやま)

高野御前山(たかのごぜんやま)

額堂山(がくどうさん)

場所 岡崎市鳥川町(旧額田町)
標高

水晶山=467m

高野御前山=477m

額堂山421m

高低差 336m
距離 9.8km
時間 4時間17分
あてにならないお疲れ度 ★★☆☆☆

ルート:鳥川ホタルの里インフォメーションコーナー駐車場(9:00)−小安堂登山口(9:11)−小安堂峠−見晴ケ丘(9:30)−遊山(10:05)−水晶山(10:25)−大代村三角点(10:25)−中電鉄塔(10:45)−水晶山−高野御前山(11:05)−林道合流点(11:20)−ぶっこし峠(11:30)−県道合流点(11:42)−延命水(11:50)−額堂山登山口(11:58)−ピークで昼食(12:02)−見晴らし場(12:31)−額堂山(12:35)−下山開始−旧養鶏場(13:02)−鳥川ホタルの里インフォメーションコーナー駐車場着(13:17)

(時間は、大体の目安です)

鳥川集会所の駐車場に車をとめ、県道を北する。蛍橋を渡れば小安堂の登り口。さらに田んぼの畦道を通って登山口を目指す。
登山道入り口にはゲートが…。なんでもイノシシ防護柵らしい。最近はイノシシ、鹿の作物被害が多発している。登山道を小安堂峠に向かって登り開始。
小安堂峠を右折し尾根に入る。しばらくすると見晴ケ丘に到着した。
この尾根からの眺望はここだけであろうか。鳥川の集落が見えるし、初めて鳥川の山に登った愛宕山へは、この稜線を辿って行った。
尾根を歩くと、神明寓からの登山道にぶつかる。神明寓からは2本の道が延びている。分岐を越え「遊山」に到着。ここで忍者ごっこでもしたら楽しいだろう。

水晶山への案内版。並列して「鳥川ホタルの里 山歩き」地図が立っている。もう少し尾根を進めば山頂だ。

 

水晶岩山頂が目に飛び込んできた。この岩が水晶岩だろうか。でも、違っていそうだ。

 

水晶山に到達。眺望と言うと南側が開けており、豊橋港と渥美半島の根元にある蔵王山が見える。

 

音羽町の町並みも眺望できる。水晶山を後に中電鉄塔に向かう。途中、477mの大代村二等三角点があった。水晶山より標高が高い。

中電鉄塔。ここから「本宮山」を眺望できる。本宮山はアンテナが林立していから直ぐに分かる。

 

旧額田町の中心部、樫山方向の眺望。北側は奥三河の山々か?

 

鉄塔を後に、水晶山まで戻り、山頂から急坂を一気に下り、上り返しの尾根を辿り高野御前山へ向かう。山頂からの眺望はできなかった。

尾根を下り林道とぶつかった。正面には高野御前神社の駐車場があるが、社はここからは見えない。林道を「ふっこし峠」に向かって歩く。

舗装された林道をしばらく歩くと「ふっこし峠」の道標。ヒノキの林の中を下りる。

 

ふっこし峠から下りてきて県道に出合う。ここから額堂山登山口を目指す。だが、第二東名の工事車両が多数行き交うので、注意が必要だ。
平成の名水百選に選ばれた「延命水」水場。地元の方なのだろうか、家族で給水していた。この先の峠を越えたら、額堂山の登山口が見えた。
額堂山登山口から数分で小さなピークがあった。ちょうどお昼なのでランチタイムにする。静寂のなかで「コツコツ…」と音がする。よく観察してみると、どうもアカゲラが枯れた松の幹を叩いている。写真を撮ろうとカメラを向けたら幹の裏側へ移った。残念、撮り損ねた。写真はwww.yachoo.orgさんからお借りした。
雨が心配だったので、ランチタイムもそこそこに額堂山へ向け出発。じきに分岐点さしかかった。直進は「急登」とある。迂回路の指示のとおり山腹を回りこむことにした。紅葉の色づきは芳しくないようだ。
回り込んで山頂へ向かう。そして額堂山山頂。421mだが眺望は開けていない。だが周りには登頂記念プレートたくさんあった。

少し下りた場所に見晴らし場があった。ここから宮路山や五井山が見える。

 

旧養鶏場へ向かって下山を開始。30分ぐらいで旧養鶏場に下りてきた。あとは駐車場までの道のり。

旧鳥川小学校校舎が見えてきた。学校を右折すればインフォメーションコーナーだ。13時17分、駐車場に到着。

 

4時間17分の歩行時間(休憩含む)だったが、出会った登山者ゼロ。すべて貸し切り状態だった。また天候も持ってくれた。帰路の途中から雨が降り出した。