愛知の低い山を適当に散策。低山でも気分はアルプス級 ―――!


猿投山(さなげやま)…628.9m

猿投神社〜山頂〜広沢大滝を巡る周回コース

大勢の市民らで賑わう猿投山。雨上がりの日曜日に出かけてみた。猿投神社を通り越し東昌寺前の駐車場に車を停めた。すでに駐車場は満車状態だった。

山行き日 2011年11月20日
山名 猿投山(さなげやま)
場所 豊田市/瀬戸市
標高 628.9m
高低差 509m
距離 13.3km
時間 5時間15分
あてにならないお疲れ度 ★★★★☆

コース:駐車場−市道−トロミル水車−お倉岩−登山口−休憩小屋−市道出合−観光展望台登り口−展望台−東の宮鳥居前−東の宮−カエル石−猿投山山頂−東海自然歩道経由−恵那山ポイント−瀬戸方面との分岐−堰堤横−二ツ釜滝−猿投七滝遊歩道−広沢大滝−広沢天神社−猿投里山−猿投神社−駐車場

駐車場から舗装された市道(林道?)を歩いて登山口を目指す。まだ10時と言うのに、すでに下山してくる人たちに会う。登山口から市道を歩くこと、約10分で「トロミル水車」横を通過。

トロミルは、サバ土から良質な陶磁器の原料をつくるもので、このような水車を利用したものは昭和40年代で電力におされ姿を消した。山からとったサバ土を篩いにかけさばの部分だけをトロミルに入れ水を加えて2昼夜位回転させると中に入っている種石(栗石)によって押し潰され泥状になる。これを乾燥させたものが原料でおもに瀬戸へ送られた…という。(写真のトロミル水車は復元されたものらしい)

道に張り出した「お倉岩」を通り過ぎる。そして登山口に到着。さぁ、ここからが本番だ。階段は結構、足に負荷がかかる。ちょっと気が重くなる。
登山道からみられる紅葉。色づきは悪い。休憩小屋で小休止し、一気にピーク越えし林道に出る。ここを右折し展望台へ向かう。
紅葉は、まだまだ…の雰囲気だ。つづいて観光展望台の登り口。階段が続く。
展望台。展望台に登ってみれば、眺望図があった。豊田市内から三河湾まで見えるらしい。同じ方角を撮ってみたが、今日はあいにく無理みたいだ。
眺望はこの程度。山頂での眺望を期待しよう!話はは替るが、やたらめったらと「クマ注意」の看板がある。
展望台から東の宮鳥居をくぐり、東の宮に到着。お宮さんの左側に登山道がある。東の宮社横から山頂へ向かう。走る人大勢の登山者に追い越される。だが登山道は整備され登りやすい。
カエルお決まりの「カエル石」。誰かが目をペンキで入れたらしい。そのため「落書き禁止」の張り紙が木に張り付けてある。カエル石から山頂への登山道。もみじ落ち葉を踏みつけながら進む。山頂まであと5分ぐらいか。

駐車場から約2時間、山頂に到着。すでにベンチ等は先客で満席状態。風が強い。しかも北風で冷たさを感じる。下界から4度ぐらいは低い気温だろう。おにぎり昼食も、そこそこ済ませ、東海自然歩道を縦走することにした。山頂三角点。

瀬戸方面をアップにしてみたが、はっきりしない。紅葉はまだまだ。

山頂から東海自然歩道を分岐点に向けて、ひたすら歩く。整備されているものの朽ちた木橋も存在する。が、ここは通れない。途中、ピークに「恵那山ポイント」がる。が、今日は全く見えない

東海自然歩道とお別れし、広沢川方面に下りる。そうすると道なのか沢なのか分からない状態の登山道となる。東海自然歩道が余りにも歩きやすかったので、ちょっと大変。雨風で洗われた道ともお別れ。舗装された林道、あるいは市道に出る。ここからは広沢川に沿って下る。この先には「猿投七滝遊歩道」がる。

猿投七滝遊歩道を歩くことにした。すべての滝は見ることはできなかったが、乙女…という言葉に魅かれて滝壺まで下りる。広沢の大滝。一番大きい滝なら、スルーは出来ないだろう。見たところ高さは25mくらいか?昨日の雨で水量は多い。この方が迫力はある。

広沢川沿いから、麓の猿投里山方向へ向かい。下山から約3時間で到着。まわりは湿地帯で湿原の様相を呈している。地元の保存会の方たちが整備されているらしい。
午後3時15分。駐車場に到着。約5時間15分の山歩きだった。